好きだけど離婚する方が家族が幸せになれる3つの離婚理由とは?

好きだけど離婚する方が家族が幸せになれる3つの離婚理由とは?

「借金」「DV」「浮気」なら好きでも離婚したほうがいい

まだ好きだけど離婚する

 

「好きだけど離婚したい!」って聞くと、「理由はなんで?」と思いますよね。

 

嫌いになったから離婚するのはわかるけど、好きなのに離婚するのは矛盾しているように思えます。

 

でも、

 

「好きでも離婚」は矛盾はしていません。

 

結婚生活は、好きな気持ちだけではうまくいかないこともありますよね。

 

結婚すると生活がかかってきます。

 

家族が夫婦二人だけの時もそうですが、子供がいたらもっと生活の比重が高くなりますよね。

 

好きだけど離婚するしかないのは、そんな家族の生活のためです。

 

「生活」の比重が大きいので、好きでも離婚する方が家族が幸せになれるのは

  1. 「借金」
  2. 「DV」
  3. 「浮気」

の3つの離婚原因がある場合です。

 

いくら生活のためとはいえ、好きな気持ちが残っていると、複雑な気持ちになりそうですが、離婚した方が幸せになる理由を紹介します。

 

ここでは

夫が、「借金」「DV」「浮気」をしている

 

妻が、まだ好きだけど離婚しなければ…

 

という事例で考えてみます。

 

好きだけど離婚できないのは生活に「依存」があるから

好きだけど生活できない人

 

今は結婚といえば、ほとんどの人が恋愛結婚ですよね。

 

盛り上がった恋愛もあるし、打算が入った恋愛もあります。

 

好きだから結婚する。

 

そして、結婚した。

 

夫婦になった。

 

好きだったらうまくいくはず。

 

でも、結婚生活が「好き」という感情だけでは成り立たないのは、結婚している人ならすぐにわかることですよね。

 

日常生活は感情だけじゃなくて、お金も生活環境も必要です。

 

夫婦のどちらかに「借金」「DV」「浮気」があれば、とても仲むつましい夫婦なんてできないこともわかっている人の方が多いです。

 

この3つの離婚理由は、夫婦が離婚したいと思っている場合を聞くと、必ず出てきますしね。

 

それでも、離婚を決断できないのは「好きだから」と「依存」という2つの感情があるからなんですよね。

 

好きだけど別れるなら「別れを言い出した方」が引きずる

 

 

好きだけど離婚するのはスゴく迷いますよね。

 

離婚は感情だけじゃない、とわかっていても、好きだったらなかなか決断できないのが普通ですね。

 

別れを切り出した方は、別れた後も「好きだけど別れた」という想いをずっと引きずり続けるはずです。

 

結婚は生活が大事、という客観的に見ても当然の理由だったら、どちらかと言えば「別れを告げられた方」が離婚に納得しやすいです。

 

「好きだけど別れた」時の感情は、時間とともに弱くなるけど、それでも永遠に残り続けるものです。

 

「借金」はお互い好きだけど離婚する方がいいパターン

お金がかかる結婚生活

 

生活をしているとどうしても お金 がかかることはありますよね。

 

一時的に仕事がなくなったり、子供の学校や、急な出費で支出の方が収入より大きくなってしまうこともあります。住宅ローンなども大きな支出になりますよね。

 

でも、生活のためとは言え、消費者金融から借りたはいいけど、利息の方が火だるまになって増えていくこともあるかもしれません。

 

ギャンブル浪費で借金をしてしまうと、夫婦でいる限り借金の請求が来ることもあります。ひっきりなしに電話も鳴り続けたりします。

 

理論上は、夫が借りても、妻は連帯保証人や連帯債務者でない限りは、請求や押しかけ借金取りが来ないことになっています。

 

でも、一つ屋根の下に一緒にいたら、そういうわけにはいきませんよね。

 

夫がいない時に、借金取りがやってきて責められる。

 

夫が作った借金なのに、妻の方がいつも怒鳴られる。

 

借金が膨らみすぎたら、お互いに好きでも離婚した方がいいです。
子供がいたりした場合はなおさらです。

 

きっぱりと法的に無関係だということを対外的にも主張するためには、好きでも離婚する方が幸せになれます。

 

借り入れが複数あると、借金の悩みを抱えてしまいますよね。

 

離婚したいけど、自分にも責任がふりかかる可能性があるなら、借金の解決方法を専門家に相談できます。

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「DV」はまだ好きだけど離婚する方がいいパターン

 

妻が夫に好意を持っているために、離婚した方がいい、とわかっていてもなかなか離婚できないのが「DV」です。

 

 

イヤな気持ちにしかならないDVを受けても一緒に居たいものなのでしょうか?

 

原因は、DVされた後の「ごめん」で好きだと思ってしまうからです。

 

DV をされた時って、誰でも嫌な気持ちになるものです。

 

DV(ドメスティックバイオレンス)って家庭内暴力のことですからね。
暴力をされ続けて喜ぶ人はいないわけです。

 

そう考えるとDVがあって「好き」な気持ちなんてあるのか?と思えそうですよね。

 

これが、典型的なパターンなんです。

 

後でやさしくされて錯覚する

 

DV行為をした方は後になって「ごめん」「俺が悪かった」と急に態度が変わることがあります。

 

そうされた妻としては、DVをされ続けているにもかかわらず許してしまい、まだ自分が相手のことを好きだと思ってしまうんですよね。

 

でも、この好きと自分が思っているのは、錯覚です。

 

自分の中に「この人がいないとやっていけない」という依存心から好きだと思うようにしている錯覚です。

 

「お前ほどバカな女はいない」

 

夫は妻の自尊心を傷つけることを言って、コントロールしやすくしているんですね。

 

妻が変に夫より自信を持ってしまうと、夫は妻をコントロールすることができにくくなるんです。

 

だから、徹底的にののしって、妻の人格を攻撃して、DVをするんです。

 

DVをする方はするたびに許されると、どんどん突き上がっていき、エスカレートします。

 

気が付いた時には手遅れになる場合もあります。

 

DVが離婚の原因になっているなら、すぐに離婚する準備をした方がいいです。

 

「浮気」はまだ好きなら離婚しなくてもいいこともあるいいパターン

 

夫が浮気や不倫をしたのに、離婚をしないという決断になる妻もいます。

 

浮気や不倫されても離婚しないのは、「好きだから」というのではなく「子供のために我慢する」という理由の場合もありますよね。

 

ただ、よく言われるように

 

何もしなければ、夫の浮気ぐせは直りません。

 

このままいけば、妻が好きでいてくれる気持ちに付け込まれ、今後の人生でも、ずっと嘘をつかれ続けてしまいます。

 

まだ好きな気持ちが残っていても、繰り返しされる浮気癖を許容できる精神力があれば、「浮気」でも離婚しなくていいかもしれません。

 

そこが、「DV」{借金癖」と違うところです。

 

ただ、今すぐには夫の「浮気・不倫」で離婚はできなくても、誰に目にもわかる「証拠」だけは確保しておくべきです。

 

浮気や不倫をした相手は、たとえ今、浮気を認めていたとしても、その性格の人は後々「証拠を見せてみろ」と手のひらを返すことが多いからです。

 

慰謝料請求を離婚裁判でする場合は、相手が浮気をしていた事実が証明できなければ、いくら本当に相手が浮気していても請求が認められませんからね。

 

嫌いではない「なんとなく離婚」はしない方がいい

好きかどうかわからず離婚をもやもやしている

 

「好き」とあからさまには言えないけど、嫌いとは言えない。でも「なんとなく離婚したい」と思う夫婦は、まだ離婚しない方がいいです。

 

夫婦喧嘩はよくするけど、ふだんは仲良しな友達のような感じの夫婦。ある程度、気兼ねなく話し合えて、話しもできる夫婦の場合ですね。

 

好きだけどセックスレス状態の夫婦も、どちらかはしたいけど相手の方が「一生しない」宣言を出している場合でない限りは、離婚しない方がいいです。

 

 

夫のことは、好きかどうかはわからないけど「どうでもいい」感じなんです。

 

「好き」とはダイレクトに言えないけど、「どうでもいい」状態になっていたら、夫婦生活が続いて当たり前のことが認識できなくなっているのかもしれません。

 

「好き」という気持ちがある一方で、離婚を考えると原因がよくある『<性格の不一致』に集約されてしまうんですね。

 

好きなのに性格の不一致がある離婚は迷いが生じるだけです。好きだけど離婚する夫婦にはあたりません。

 

迷いがあったまま離婚すると、離婚後は後悔することになってしまいます。

 

離婚後に、新しいパートナーが見つかっても、元夫以上に愛することができなくなりがちです。

 

「好き」とは言えないけど、なんとなく離婚を考えているだけなら、日々の心がけや、習慣を少し変えるだけでも、劇的に夫婦仲が改善することもあります。

 

離婚かな、と思ったらまずは財産チェック

 

相手のことが好きだけど離婚した方がいいかな、と思いつつ、もし「離婚」を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。

 

特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。

 

離婚について話し合うなら、その前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。

 

ある程度、家にある財産を把握していると、心の余裕を持つことができます。

 

大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。

 

その際には、もしマイホームがあるなら価値を把握しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。

 

財産分与を計算するとき、ご自宅は売らなくても査定額が計算の基準になりますからね。


直近のご自宅の価格を知っていれば、安心な準備をすることができますよ。
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好きだけど離婚した場合の子供の親権

 

原因が「借金」「ギャンブル」「DV」「浮気」で離婚する、好きだけど離婚する

  • 夫婦の片方がまだ未練がある
  • お互いが好き

どちらのパターンも、子供の親権を決める際には、できるだけ妻の方にすべきです。

 

離婚は、子どもが大きくなるまで我慢しよう、と決意したとしても、子供の方はかえって不安定に育ってしまいます。
【関連記事】→子どものために離婚しない?夫婦仲が悪い家庭の子供の心は不安定

  • 「子供からパパを奪うのはよくないのでは?」
  • 「家族皆で幸せになりたい」

という気持ちもわかります。

 

でも、好きだけで結婚生活ができないのはわかっているはずです。

 

子どもの立場から離婚を考える

 

この先、3つの離婚原因が一気にきた場合に、子供の立場 になって考えてみたらどうでしょう?

 

平気で家族をほったらかし
   ↓
借金してギャンブル
   ↓
すぐ逆切れ・暴言・DV
   ↓
不倫浮気…
   ↓
平気で家族をほったらかし
   ・
   ・
   ・

この先に、子供が成長してこんな父親を尊敬すると思いますか?

 

「借金」「ギャンブル」「浮気」DV」がある夫ならば、いくら好きといえども、離婚する夫婦の親権は母親側にして、法律上も夫の方から離れた方が子供のためになります。

 

もちろん、逆のパターンなら、夫が親権を持った方がいい、ということですね。

 

好きだけど離婚する方が幸せになれる離婚理由(まとめとアドバイス)

好きだけど離婚した方がいいパターン

 

好きだけど離婚したほうが幸せになれる離婚原因を紹介しました。

 

おおまかなパターンは

  • 「借金」「DV」は離婚する方がいい
  • 「浮気」はまだ好きなら離婚しなくてもいいこともあるいい
  • 嫌いではないなら「なんとなく離婚」はしない方がいい

です。

 

好きだけど別れるなら「別れを言い出した方」が引きずってしまいがちです。

 

それぞれの夫婦には全く違う考え方がありますよね。

 

好きだけどけど離婚をした方がいい判断の基準は、お互いが幸せになれるかどうかです。

 

好きだけど離婚できないのは生活に「依存」があるからです。

 

「幸せになるために結婚する」と思われがちですが、これは半分正解で、半分不正解です。

 

一緒にいても、自分に一番近い人を幸せにできないと、自分も幸せにはなれないということですからね。

 

お互いに好きだけど、依存しすぎてて、幸せじゃないなぁと思ったら離婚という結果が幸せにつながるかもしれませんよ。

 

離婚するときに住宅ローンが残っている方は要チェック

 

財産分与を計算するとき、ご自宅を売却しなくてもチェックする必要があります。