和解の成立=離婚の成立はメリットだらけ

和解離婚ですべて終わる


「和解離婚」 は2003年に制定された新しい離婚の方法なんですね。

 

それ以前にも、もちろん和解による離婚はありました。

 

それは裁判官が和解の勧告を行って、夫婦が合意するものでした。

 

そこで、裁判が終了して、和解調書が作成されます。

 

和解離婚のメリットは、離婚騒動が決着することです。

 

和解離婚の制度ができる以前の場合は、

 

「和解によって協議離婚の合意が成立した」というだけで、

 

離婚届を役所に提出した時点で、はじめて離婚が成立するものでした。

 

つまり、結果的には訴訟で和解したのに、協議離婚と同じだったんです。

 

この方法だと、せっかく裁判で和解にたどり着いて和解調書まで作っても、

 

離婚届不受理申出書を、相手側に役所に先に出されてしまうと離婚届は受理されません。

 

訴訟までして和解したのに、制度上の欠陥で、離婚の話はなかったことになっていたんですね。

 

そこで、和解離婚が制定されたというわけです。

 

和解で離婚訴訟を終わらせるメリットを、詳しく紹介します。

 

和解離婚は離婚したい夫婦双方にメリットがある制度

 

裁判になった場合でも、判決までいかずに訴訟手続き中に和解が成立して、

 

これで離婚が成立することも多いんです。

 

「和解離婚」は裁判手続きでの離婚なので、離婚裁判の一種なのですが、

 

判決で離婚となる通常のケースと区別して「和解離婚」ということもあります

 

裁判になってガチガチに争って、ヒートアップしていると『和解なんかしたくない』ってことがあるんじゃないですか?

離婚訴訟で先行きがわかりそうだと、和解の方がいい場合もあるんです。

「協議や調停でさんざん話し合ったのにダメだったんだから、

 

裁判でも和解はできないんじゃないの?」と思えます。

 

最終的には、判決で決着をつけられる権限のある裁判官が、

 

判決の見通しを示しながら調整に入るので、話し合いでの解決がつきやすいんですね。

 

離婚訴訟で判決の見通しも出てきた中では、

 

和解で柔軟に着地点を探る方がいい場合もあるので、和解で決着をつける方がいい場合もあるんです。

 

判決を出してしまうと、100を取れる可能性も高いけど、0になることもあり得ますが、

 

和解ならリスクを回避して70を取ることもできるわけです。

 

離婚裁判の結論

  • 判決:100か0(ゼロ)
  • 和解:70くらいもある

ということなんです。

 

和解離婚では、ほぼ勝ちになることが多いんですね。

 

もうこれ以上頑張っても仕方ないから判決までしないで、

 

和解で終わりにしよう

 

ということなんですね。

 

離婚のゴールが見えると、つらい離婚訴訟も少しは光が見えてきます。

 

和解離婚をすると離婚訴訟を終結させることができる

 

離婚を言い渡される側にしてみると、

 

「裁判で離婚を言い渡された」となるよりも、「自分で離婚を選択した」という方が気持ちに余裕が生まれる、ということなんですね。

 

また、被告となった側にとっても、

 

裁判離婚で決着となると、民法770条の離婚原因を基準にされるため、

 

離婚原因を作った側はどうしても不利な立場の交渉を余儀なくされます。

 

一方で、和解による離婚は、和解離婚として扱われるため、

 

多少自分が不利な立場にあっても裁判離婚よりは有利な交渉ができる可能性もあります。

 

和解離婚が終わると一安心する

和解離婚で離婚劇が終結する

 

和解離婚が成立して、和解調書が作成されると、判決と同じ効力になります。

 

これに、養育費や慰謝料を支払うことが書いてあれば、

 

支払いがされなくなったら強制執行をすることもできます。

 

和解離婚では「和解の成立=離婚の成立」になるので、離婚届不受理申出を提出することができなくなりました。

 

役所に離婚届を10日以内に「和解調書の謄本」を添えて提出する必要はありますが、これは報告になります。

離婚の裁判が成立したら10日以内に「離婚届」を提出するだけ

 

和解離婚の最大のメリット

和解離婚の効力は蒸し返しがないこと

 

和解離婚の最大のメリットは、いつになったら終わるのかわからない離婚と訴訟が続く日々がなくなることです。

 

離婚したいと思う夫婦のどちらかは、泥沼の離婚劇から和解離婚で解放されるんです。

 

判決と同じ効力なので、後日蒸し返してあーだこーだと言われる事が一切なくなります。

 

とくに子供がいる場合など、その後も養育費などの関係が続くので、

 

相手を追い詰めるよりも、ある程度余裕を持たせた方が、その後を考えたときによりよい選択になります。

 

経験上、和解離婚で終わりになると、「お疲れ様」と言いたくなるんですよね。

 

離婚したいという動機はさまざまでも、離婚となると結論は一つです。

 

「離婚」をどちらかが言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。

 

こじれて「離婚」も話し合えないとも多いです。

 

和解離婚まで至るには、調停→離婚裁判まで進みます。

 

だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。

 

大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。

電化製品など細かいものは後回しです。

 

もし自宅などの不動産を所有しているのなら、売却したらどれくらいの価格になるかを出して、資産価値からの処分を検討しておきましょう。

 

住宅ローンはその価格から差し引きます。

売ったらいくらになるかわかります(無料です)

 

     

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