離婚のとき家を出るタイミングは今の離婚しそうな環境で決まる

離婚のとき家を出るタイミングは今の離婚しそうな環境で決まる

離婚の原因で家を出るタイミングが変わる

離婚で家を出るタイミングはいつがいいのか

 

離婚前後で、家を出るタイミングを決めたい時ってありますよね。

 

離婚するには、どちらかが「離婚したい」と言い出してから、離婚届を出すまで、長期戦になるのが通常です。

 

「離婚したい」「OK!」「じゃあね」

 

っていうノリではないですからね。

 

夫婦が離婚に関して、もめる問題が多いほど、同居したままでは解決できないことも多いです。

 

その場合は、離婚前から、家を出ることになりますよね。

 

離婚しても同居を続ける夫婦も、ほんの少しですがいます。

 

でも、ほとんどの夫婦は離婚したら別々に暮らし始めます。

 

ただ離婚前後で

 

「いつのタイミングで家を出たらいいのかな?」

 

と悩んで、先行きの不安や自信のなさを感じてしまっているかもしれません。

 

離婚のとき家を出るタイミングは、家を出るタイミングは、夫婦の置かれている環境でどう感じているか、で決まります。

 

今の離婚すべき環境がどうなのか、というのとイコールなんですね。

 

ここでは、離婚するときに家を出るタイミングについて、わかりやすく説明します。

 

 

いつが家を出るタイミングなのかは離婚原因にもよる

離婚するときには、どちらかが最終的に離れ離れになりますよね。

 

たいていの場合は、離婚届を出す前に、夫婦のどちらかが一緒に暮らしていた場所から離れます。

 

子供がいる場合もありますよね。

 

離婚するときに家を出るタイミングは、今の置かれている環境で、どんな離婚原因によるかによって変わってくるのですが、

 

今すぐにでも家を出るタイミングなのが、DVにあっている場合です。

 

DV被害を受けているとき

離婚すべき環境で最も緊急性が高いのが、DV被害を受けているときです。

 

離婚のために、家を出るタイミングは、早急にすべき場合です。

 

 

DVはわかりやすい暴力の場合もあれば、言葉でダメージを与える人もいますよね。

 

言葉で相手にダメージを与えるモラハラも、暴力的DVと同じですよ。

 

DVはドメスティック・バイオレンス、つまり「家庭内暴力」がすぐに念頭に浮かびます。

 

最近では、モラハラ(モラル・ハラスメント:精神的暴力)の被害を受けている場合も多いんです。

 

 

モラハラの場合は、男性の夫ではなく女性の妻が加害者のこともありますね。

 

DVが離婚の原因ならば、離婚の話合いを始める前に家を出た方が安心です。

 

典型的な例で言えば、DVをする夫は「離婚だ!」と口にすることはあっても、本気で離婚を望んでいないことが多いからです。

 

もともと暴力的なDV夫の場合は気質が荒い人が多いので、妻が離婚の話を切り出すと、感情的になって暴力を振るうことが多いんです。

 

モラハラ夫の場合でも、離婚の話をすると、激しく責め立てて、話すら聞いてもらえないことがよくあります。

 

DVやモラハラで離婚したいなら、この先は、協議離婚では解決しない、と思っていたほうがいいです。

 

家を出るタイミングは、いきなり別居、そして離婚調停という方法がベストです。

 

自分一人で解決が難しいときには、弁護士などの第三者に相談すると心強いですね。

 

DVから逃れるために別居する際には、住所を知られないように、行政に配慮してもらうことができます。

 

離婚前に限らず、離婚後も対応してくれます。

 

浮気や不倫だと感じたら時間をかけて準備しておく

夫が浮気や不倫をしていたことを感じたら、すぐにでも追求して、家を出たくなる気持ちもわかります。

 

でも、離婚を視野に入れているなら、すぐに問い詰めて家を出るタイミングではありません。

 

たとえ、感情が先立って離婚したいと思っても、早まってはいけません。

 

その後の生活設計までしっかりと考えてからの入念な準備が必要です。

 

浮気や不倫を発見した後の離婚のために家を出るならば、必ず事前準備をしておくべきです。

 

重要なのは証拠集めです。

 

浮気や不倫をしている決定的な証拠が必要です。「相手の浮気・不倫」だったら、戦略的にも誰に目にもわかる「証拠」だけは確保しておくべきです。

 

浮気・不倫相手とのいかにも密会的な写真、領収証や手帳・日記の記録が証拠になり得ます。

 

できるだけ多くの証拠を手元に集めておく必要があります。

 

浮気や不倫の証拠固めが終わってから、ネチネチと追求して、それから家を出てもタイミングとしては遅くないです。

 

もし、浮気や不倫を感じたとしても、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。

 

家を出なければ離婚できない場合もある

どちらかが家を出て別居しないと、離婚できるかどうかが難しくなる場合もあります。

 

そんなときには、離婚前に別居して、家を出ることになります。

 

家を出なければ、話が進まない場合とは「離婚してくれない」場合です。

 

相手が離婚に応じてくれないとき

「相手が離婚に応じてくれない」場合は、協議離婚で離婚できない、ということですよね。

 

協議離婚で離婚届を出すには、夫婦がそれぞれ離婚することに合意していることが前提です。

 

たとえば、相手が「絶対に離婚しない」とずっと言い張っていたら、離婚届は出すことができませんよね。

 

相手が離婚してくれない場合には、いったん別居をして、お互いに頭を冷やすと長期的にはいい結果になります。

 

 

時間と距離を置けば、相手も離婚に応じる気持ちになることはよくあります。

 

夫が「離婚したくない」と言い張っている場合

夫が「離婚したくない」と言い張っている場合には、別居と同時に「婚姻費用」の請求を行うのが有効です。

 

婚姻費用とは、結婚生活でかかる生活費のことです。

 

子供がいるならば、別居しても、離婚が成立するまでずっと養育費を払わないといけない状態が続くわけです。

 

この状態を作り出せば、夫も形だけの夫婦関係を継続するのがばからしくなって、離婚に応じやすくなります。

 

だから、相手が離婚に応じてくれないときに家を出るタイミングとしては、話し合いがつかなくなってすぐの時期になりますね。

 

そのようなときには、どちらかが家を出て別居し、冷静になると話合いもしやすくなります。

 

調停や離婚訴訟に突入しそうなら家を出るタイミングは早め

離婚の原因が積もりに積もって、夫婦二人で会話ではなく、怒鳴り合いになってしまうと、先行きは、調停→離婚訴訟になってしまいます。

 

離婚訴訟までいかないにしても、離婚の話を始めたら、意見が対立して溝が深い場合もありますよね。

 

そうなると、お互いに顔を合わせるだけで大きなストレスを感じてしまいます。

 

夫婦ケンカが続くと、同居したまま話し合いを進めることも、離婚の合意できませんよね。

 

だから、今の離婚しそうな環境が、ケンカ腰レベルなら、ある程度の準備をしたほうがいいです。

 

離婚することを前提に、別居するために家を出るタイミングを冷静に計画することです。

 

別居する前には、実際に住んでいる家にある財産の把握しておいたほうがいいです。

 

実際に離婚する段階になって、財産分与などで分配する際にうやむやになったり、夫婦の財産が隠されたりするかもしれないからです

 

  • 夫婦の名義の預貯金通帳のコピーや取引明細書
  • 生命保険証書と解約返戻金の証明書
  • 車検証
  • 不動産登記簿
  • 証券会社との取引明細書

など、集められるだけの財産資料を集めましょう。

 

その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。

 


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円満離婚で着地するなら家を出る準備を完了したとき

離婚するときに、円満離婚という場合もありますよね。

 

夫婦としての関係は壊れているけど、ケンカ別れしたわけでもない場合ですね。

 

その場合は、離婚が成立するまで家を出なくていいんです。

 

 

離婚するときに、必ず家を出ないといけないわけではありませんよね。

 

同居したままでも離婚の話合いはできますし、

 

合意できれば離婚届に署名して役所に提出すれば離婚できます。

 

円満に離婚できるなら、離婚してから家を取得しなかった方の配偶者が家を出ることになります。

 

家を売却して、二人とも新しい人生に向けて家を出ることもあります。

 

その場合には、家を出るタイミングは、離婚の準備が整ったとき、ということになりますね。

 

離婚の時に家を出るタイミング(まとめとアドバイス)

離婚の時に家を出る時期というのは、感情的にも環境も大きく揺れ動く時期ですよね。

 

いつがベストなの?と言われたら、離婚する原因による、というのが答えです。

 

暴力的なDVの場合は、すぐにでも家を出たほうがいいです。
犯罪に関係するかもしれないですしね。

 

でも、おおかたの離婚理由の場合では、じっくりタイミングを見計らった方が結果的に泥沼化しなくていい、と言えます。

 

お互いに罵り合うと泥沼化してしまい逆効果になりがちです。

 

できれば、円満離婚の結果が理想的ですよね。

 

役者になったつもりで自分を演じて、『今までありがとう』と感謝の言葉を述べたほうが、相手が聞く耳を持ってくれるので有効です。