浮気がきっかけになる離婚はよくあること
離婚を考えはじめたのが 夫の浮気 という人は多いですよね。
芸能人のニュースでもよく出てきます。
夫の浮気が発覚するのは、女の直感とよく言われますが、浮気を原因に離婚するのなら、必ず証拠は押さえておく必要があります。
離婚するまでの決断には、一度は修復しようと試みたりしますが、『浮気』がきっかけになるほかに、さまざまな理由が絡み合うことの方が多いです。
離婚したのは31歳 直子さんです。6年前に離婚し、現在8歳の男の子を育てるシングルマザーです。
子供が2歳の時に夫の浮気が原因で、7年間の結婚生活にピリオドを打っています。
その浮気が発覚するのはスマホ電話から、というのがとても多いのも特徴です。
直子さんが専門学校生の時にアルバイト先で出会った元夫は、8つ年上の男性でした。
当時は、まだ10代後半だったということもあるのですが、8歳年上の彼はとてもしっかりして落ち着いているように思えたのです。
バイトでの帰り道が一緒の方向だったこともあり、いつの間にか交際が始まり、およそ2年間の交際期間を経て入籍をし、夫婦生活が始まりました。
入籍してから間もない時期に、夫の浮気が発覚したのです。
妊娠中の浮気 でした。
私も子供の事しか頭になかったので、夫の性欲や、かまって欲しい気持ちに気がつかなかったのです。それもいけなかったのかもしれませんが・・・
直子さんが妊娠中に、夫と同じ職場にいた独身女性との浮気が始まっていたのでした。
会社からの帰宅が急に遅くなったり、休日にそれまでなかった外出が増えたり・・・・
直子さんもおかしいな、とは感じていたものの、子供が生まれるまでは疑うことはなかったのでした。
子供が生まれてから2ヶ月位したときでしょうか。
たまたま夫がお風呂に入っているときに、1通のスマホLINEを読んでしまうことになりました。
自分からスマホのLINEを見るつもりだったのではないのです。
風呂場前に落ちていたスマホを拾い上げたときに、さりげなくスマホを見たら、LINEの絵文字満載の画面が出ていたので、『キャラじゃないのにおかしいな?』と思ったのです。
すると、LINEの友達の中に頻繁にやりとりしている人が残っていました。
削除していないそのLINEトークの中には「あなたのぬくもりが忘れられない」という決定的な内容だったので唖然としました。
LINEを読んだときに浮気していることを知ったのですが、どうしていいかわからない直子さんは、いとこに相談して夫を尾行してもらいました。
1回目の尾行で夫と彼女が仲良く食事をしていることがわかり、それもどうみてもカップルのようだった、と。
そこで、2回目の尾行で、夫と彼女が待ち合わせをしていた駐車場に出向いたのです。
修羅場にはなりませんでした。
そして夫と直子さんは浮気相手の3人で話し合いをすることになりました。
彼女の口から「結婚して子供がいることはわかっていたけれど、好きだから別れられない」と聞いた時に直子さんは、一度は離婚を決意します。
しかし、彼女のもとから戻ってきた夫は、子供を泣きながら「本当はお前のほうが大事なんだ…」と泣きました。そんな姿を見て、子供のためにもやり直そうと思い直したのです。
両親からも説得されて、夫が浮気相手と別れることになり、新しいアパートに引っ越しをして夫婦関係の再構築をしようと親子3人の生活がスタートしました。
しかし、なかなか彼女を忘れられない夫の気持ちは、行ったり来たりします。
また、彼女と縁を切るために同じ職場にいるわけにもいかず転職をした夫 は、職探しのストレスから無駄遣いなどが増え、直子さんに内緒でカードで借金をしてしまったり、夫婦の溝が深くなるばかりでした。
→離婚したいけど借金が気になる|チェックすべき2つの支払義務とは
それでも直子さんは、そんな夫を見守りながら、子供のためにもがんばろうと努力しました。
できるだけ会話もしようとがんばりましたが、いちど壊れてしまった夫婦関係はなかなか元には戻らずに、会話のない毎日で息が詰まりようでした。
そんなある日、直子さんは中学校の同窓会に出席をしました。
同窓会で 元カレに再会 したのです。
これまで誰にも打ち明けたことのない、家庭の悩みを、酔った勢いがあって行かれに打ち明けたときに、彼が言いました。
「そんな夫のところから出て来なよ…」
その一言を聞いた時に、直子さんの中で何かが吹っ切れて、もうがんばらなくていいんだと思えたのです。
その後、子ども連れて実家に戻り、夫との話し合いを重ねて離婚に至ったのです。
金銭的なことでは、お金がなくて借金しているくらいだったので「慰謝料はいらない。養育費もなし」と決まりました。
親権は直子さんが持つことになりました。
背中を押してくれた元彼とは、その後お付き合いをすることになりました。
しかし、すぐに結婚したいという彼と、シングルマザー生活で自由を手に入れた直子さん。
3カ月後には噛み合わないで元彼とは別れることになったのです。
彼の一言があったから彼を頼りにできると思ったから離婚を決意したのは間違いありません。
でなければ生まれたばかりの息子を抱えて、ひとりで生きていく自信がなかったので、愛がなくても夫にしがみついていたていたと思っていたと思います。
今、夫の不倫に悩んでいる人に言ってあげたい事は、私も深く考えて離婚したわけじゃないので偉そうにアドバイスはできませんが、苦しいときには誰かを頼って決断するきっかけをつかむことが大切だったんだ、と思います。
かといって、離婚しないでいるなら、『このまま我慢するか』『夫と修復する』しか今後の選択肢はないわけです。
浮気されて、借金もしている夫と今後も一緒に生活することができる妻はかなりフトコロが大きいでしょう。
でも、『このまま我慢するか』『夫と修復する』となると、離婚するより重い精神状態になのかもしれません。
離婚したら、シングルマザーになって子供を育てることになります。
離婚してみないと分からないこともたくさんありますが、シングルマザー生活は自由で楽しいことも多いですよ。
離婚したいという原因が「相手の浮気・不倫」だったら、戦略的にも誰に目にもわかる「証拠」だけは確保しておくべきです。
浮気や不倫をした相手はすぐにでも離婚したいはずでしょうし、たとえ今、浮気を認めていたとしても、そういう性格の人は後々「証拠を見せてみろ」と手のひらを返すことが多いからです。
やり直そうと修復を考えても、離婚したいと考えても、「証拠」を集めるのと同時に、プロの探偵の助言によってかなり離婚の条件は進展し、有利に自体をすすめることができます。
離婚のことで悩んでいたり知りたいことがあれば、まずは家庭裁判所に行くといいです。
もちろん、「離婚できるか、できないか」の判断はしてくれませんが、主に手続き的なことであれば、わかりやすく教えてもらえます。