家庭内別居は子どもにはストレスでしかない
家庭内別居が続いていると家に活気がない感じがしますよね。
夫婦二人だけなら我慢できる家庭内別居の精神的な窮屈さ。
でも、子供が同じ屋根の下にいると 子供の気持ち には悪影響にしかなりません。
大人は家庭内別居で、精神状態を保っているのかもしれませんが、子供は家庭内別居でかなり夫婦に気をつかっています。
男女としては終わりを迎えたような夫婦は、
心が離れて会話がない…
お互い無視の状態・・・
食事が別々・・・・
子育てのためには両親がそろっているほうがいい、という理由だけで、自分たちが引き起こしている家庭内別居が、子どものためになるわけがないですよね。
そこにいる子供の気持ちも考えずに家庭内別居を続けて「それでも離婚しない」本当の理由は、
、今の状態が楽だから、という夫婦もいるんです。
ここでは、夫婦で家庭内別居状態になっている時の、子供の気持ちを詳しく紹介しています。
子どもはかなり気をつかっている
ここ最近、夫との中がどうもギクシャクしていて嫌悪感さえあります。性格の不一致なんでしょうね。
あまり会話もなくて、すでにプチ家庭内別居の状態なんです。
子供 は2人いるんですが、一緒に話しとかご飯を食べたりはしています。
家庭内別居って精神的にはかなりキツイですよね。
会話がないっていっても、一緒に暮らしている限りはどうしても相手の存在があります。
それでいて、一緒にいるだけで嫌悪感をいだいているなら、すっごいストレスですね。
もっと気になるのはお子さんです。
間に入っている子供が夫婦関係に気をつかってるのも悲しいですよね。
子供にとっては、家庭内別居している両親のそばにいること自体が、プレッシャーのようなストレスのようなやりきれなさがあります。
子供は親のことを絶対的存在に思うものです。
ふだんから身近に接する大人なので 『大人とはこういうものなのかぁ』と思ってしまい、潜在意識の中に刷り込まれて将来大きくなったときに、少なからず影響が出てしまうんですね。
やはり、家庭内別居じゃなくて、実際に別居した方が子供にとってもいいんでしょうか?
夫婦で家事も食事もお互いに別々。
会話もせず、気配を感じると避けるように逃げる。
そんな状態だと、子供たちを連れて家族ででかけることも皆無ですからね。
一概には言えないですけど、経済的に許されるなら別居したほうがいいかもしれないですね。
別居すると、生活費が単純に言えば2倍になってしまいますけどね。
実際に別居となると離婚になるケースも多いって聞きます。
確かに、別居でも夫婦の冷却期間ということではじまっても、結局「離婚」してしまうこともよくあります。
それに、離婚して子どもをシングルで育てるのは甘くはないです。
離婚もしないで、同じ屋根の下に居て、別居っていうのも、ただ勝手にしたいだけのわがままのようにも見えますよね。
その一方で、子供に自分の考えを胸を張って言えない虚しい自分もいるはずですね。
子供さんも家庭内別居の状態の親を見て、大人ってこうなるのかぁって思っているかもしれないですね。
夫婦なんて他人同士が一緒に暮らしているので、離婚の原因でいつもトップなのは性格の不一致ですが、愛や尊敬とかを子供に教えることは、家庭内別居状態ではできないですよね。
「子供のため」という理由は子供のためになっていない
家庭内別居状態で「子供の前だけ会話」をしている夫婦もいます。
そういう夫婦に離婚しない理由を聞くと、「子供のため」という理由がかえってきます。
確かに、経済的な理由もあって、妻である自分ひとりで子どもを育てることができないなど、経済的な事情もセットになっているからでもあるんですね。
でも、「子供のため」というのは自分自身を納得させるだけの言い訳だったりします。
子どもは仲の悪い夫婦に気をつかって、目の色をうかがいながら成長していくわけです。
それが、「子どものため」にならないですよね。
夫とは一緒にいたくはないんだけど、今の生活と離婚した後の生活を考えると、経済的に困らない今の生活がラク、ということなんですよね。
家庭内別居の理由がどうであっても「離婚したい」と思った時に、準備もなく言い出すのはやめておきましょう。
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
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夫が子どもの気持ちを家庭内別居状態で理解するには
「家庭内別居」に陥っている夫婦で夫の側に自覚がない人もいます。ふだんは会社と家の往復で、子供と接するのは休日のホントに短い時間だけの人もいます。
そんな状態だと子どもが何を考えて、どう思っているのかすらまったく検討もつかないかもしれません。
夫婦が仲が悪くて「もしかしたら離婚するんじゃないか」って思っているのは、子どもの方が敏感だったりします。
長年の夫婦生活の積み重ねなのか、性格の不一致なのか原因は特定していない家庭内別居状態なんですね。
妻はいいとして、子供がどう思っているのか気になります。
なるほど、今は家庭内別居を自覚はしているんですね。
ここは素直にお子さんに聞いてみたほうがいいですね。
もしも、子供が「お父さん要らない」って言ってくれたら心置きなくリアルに別居して出て行けばいいとは思いますよ。
子供は大人や夫婦のことってよく見ているものです。
パパやママの心に元気ないほうが子供はかわいそうです。
性格の不一致で相手のことを我慢できないのはよくわかりますが、お子さんのいまの気持ちや今後のことを考えていくべきだと思います。
子どもをそれぞれの親が連絡係に使っていたら、不仲な両親の板挟みになっている子どものストレスは、子どもの将来に”悪い”影響としてでてきます。
子供がいても家庭内別居状態っていうのは、よくよく考えると子供が大切と言うわりに子供を裏切っている、ともいえますよね。
夫である男性が、へたに離婚を切り出したりすると、調停離婚や訴訟になってしまうと、男性の立場は非常に弱いです。
だから、家庭裁判所に夫婦問題が持ち込まれると、きっと負けてしまいます。
妻の怒りを感じて離婚を言い出されているとしたら
もし、家事が一人でもできるなら、離婚してもそれ程不自由はしないと思いますが、親権をとって子供を育てるのは難しいかもしれません。
寝室や食事が別々になったり、最初は軽いケンカだと思っていたことが当たり前になったりして、気づけば2人の間に溝ができていた家庭内別居。
もしかしたら、家庭内別居の生活に疲れて、子供さんを育てることの大切さを忘れていませんか?
法律的な解釈が必要なくらいの離婚の相談をしたいならば、最終的には弁護士に相談したほうがいいです。
→離婚したいと思った時に弁護士にする離婚の「相談」と「依頼」