期待しない・・・変えようとしない・・・・
夫婦はもともと他人同士です。
どうしても、一緒に生活していくと、考え方の違いによってぶつかることがあります。
そんなときに、離婚を考えてしまいますよね。
離婚危機を乗り越えた 妻達に話を聞くと、考え方が「違う」ことをどうとらえるかによって、夫婦として続けていけるかっていうポイントが5つあると言うんです。
こちらでは、離婚になりそうだけど夫婦を続けるための気づきになりそうな点を紹介しています。
離婚危機を乗り越える5つのポイントとは
いい関係のパートナーシップを築くためには努力が必要です。
離婚危機を乗り越えた夫婦のやったことを箇条書きにしてみると、当然じゃないの?と思えることが多いです。
5つのポイントでまとめてみました。
相手を尊重し時に我慢
- 「怒ると無視をする夫ですが、口を開いてくれるまで待ち続けます。長いときで1ヶ月の時もありました」
- 「譲り合い、妥協、歩み寄り、思いやりを持って相手と接する」
- 「お互いの嫌がることはしない。それが一番なんだともいます」
- 「夫の実家に頻繁に行く。義母に言われることは、自分の母に言われていると思って、嫌みととらえないようにしています。相手に合わせて気持ちをわかろうと努力します」
- 「多忙な夫なので、1日の出来事をノートにまとめたり、様子を伝えるようにしています」
自分の考え方を見直す
- 「問題が起きた時に、一人で抱え込んで爆発させて結論を出さないこと」
- 「相手に過剰な期待をしないことにしています。最初から自分でやるつもりだと、ストレスにならないし、感謝できるからです」
- 「他人を変えることはできないので、自分の間阿恵を変えるように努力しています」
- 「相手を責めずに済むように発想の転換をして、自己防衛をしています」
気持ちを伝える
- 「給料日には『今日もごくろうさま。どうもありがとう』とかわいく声をかけると喜ぶので、なるべくかわいく、おおげさに感謝の気持ちを伝えるようにしています」
- 「毎朝玄関まで見送り、空気のように無視されても『いってらっしゃい』と言う」
- 「食べてくれないとわかってても、晩ご飯の用意をしておく」
- 「『ありがとう』をこまめに言うようにしています」
- 「直接だけでなく、本人のいるところで『パパってすごいね』と子供に言う」
- 「夫のためにおいしいお料理を作る心がけと、いつもきれいでいる努力をしています」
二人の時間をもつ
- 「金銭的に余裕があるときには、二人でホテルに行きます」
- 「ご飯は毎日一緒に食べる」
- 「完全なレスにならないようにする。時々は二人の時間をとる」
- 「なるべく共通の話題を共有したり、デートする時間を作るように心がけています」
- 「夫が疲れていそうなときには、マッサージをしてスキンシップを図っています。態度で愛情を示すようにしています」
話し合いの時間を持つ
- 「毎日会話をする。たわいのないことで笑う」
- 「ケンカではなく、自分の意見も相手の意見も冷静に話し合いをすることが大切」
- 「相手に対する言葉遣いには気をつけ、ケンカではなく話し合いをして、自分の気持ちをため込まないようにしている」
- 「ケンカしてもいらないことまで言わない。互いの境界を意識し尊重しています」
- 「どういう家庭を築いていくのか、自分の考えを言い、相手の話を聞き、話し合いで折り合いをつけていくという習慣が必要」
- 「共通の話題を持つ。話し合う。でも突き詰めすぎないで、時々は仕方がないと受け入れたり、自分から折れるようにしている」
わかっていても簡単にはできないこともありますよね。
一つでもできれば離婚危機は回避できるかもしれません。
難しいですか?
でも数学の難しい問題より、できそうな気がしますね。
結婚生活を我慢することなく、修復するために諦めないで努力することも大切ですね。
その努力は、相手を変えようとしないで尊重して、期待しないで感謝の気持ちを持つ、というもの。
「相手が変わる」ことを期待しない
離婚する原因の一番の理由は、「性格が合わない」というもの、とはよく知られていますよね。
もちろん、相手に「性格が合わないところがある」と感じるのは、めずらしくもない話です。
でも、離婚という結果に至らない大人の結婚生活をつづけるのであれば、その“合わない”ところを「変わってほしい」と期待すると、かえって逆効果になってしまいます。
相手からしたら、「期待されている」ではなく「押し付けられている」としか感じないからなんですね。
離婚の危機を乗り越えるためには、「この人はこういう人なのね」とある意味あきらめて一緒にいられるかが、大きな分岐点になります。
「あきらめる」という意味は「明らかに」「ながめる」ということです。
あきらめる=我慢してがっかりする、という意味ではないんですね。
お互いの違いに気づいたときに、相手を変えずに、自分がそこを許す方向に持っていけるか、という心がけです。
自分だけじゃなくて、誰もがこうやって離婚危機を乗り越えてがんばっているんだ、と思えたらまたがんばれるような気がしませんか?
もし、夫婦仲が悪くなっていてまさに離婚危機の状態なら、一度ためしてみたい方法を紹介しています。 →仮面夫婦やめますか?夫婦関係改善プログラム
あきらめるだけでは信頼関係は成り立たない
離婚危機を乗り切るには、相手のことは期待せず、変えようともしないでいる。
離婚を考えてないなら、そういう人だと諦めるしかないのでは?
という結論になってしまいそうですよね。
ただ単に、あきらめているだけだと、自分が待っているだけにも思えてしまいます。
でも、夫婦の片方だけが諦めた上で成り立つ関係は歪(いびつ)だし、結局は、信頼関係も築くことなんてできません。
あきらめだけではそこそこな夫婦関係しか築けません。
夫婦の信頼関係の延長として、
寿命まで一緒に生きていたいですか?
介護もできるか考えられますか?
あきらめで離婚危機を脱した延長に、信頼関係がないと、結局は前に進めなくなってしまいますよね。
離婚危機を脱するためには、脱した後の明るい二人の結婚生活だけではなく、一人で自立する前向きな考え方も持っておいた方がいいです。
仮に離婚危機を脱したとしても、相手に依存していたら、どこかでまた離婚危機がやってきます。
だから、今の時点で一人でも自立する前向きな準備をしておくんですね。
いますぐ離婚、というわけではありません。
前向きに進める覚悟と準備をしておく、という感じでしょうか。
数年単位でいいので、離婚を視野に入れた覚悟も持っておいた方がいいかもしれません。
離婚のときにいちばん問題になる、財産のことについては、こじれると離婚自体が長引いて、もったいない人生の時間を過ごしてしまいます。
一人にしろ二人にしろ生活する上で、最も大事なのは、お金ですよね。
- 夫婦の名義の預貯金通帳のコピーや取引明細書
- 生命保険証書と解約返戻金の証明書
- 車検証
- 不動産の登記簿
- 証券会社との取引明細書
など、集められるだけの財産資料を集めることです。
もし、住宅ローンがあるマイホームを持っているなら、大きなお金が入るかもしれません。