親権はいらないと思ったらチェックすべき4つのポイント
早く離婚したいけど
- 「親権でもめている」
- 「子育てしていけるかわからない」
- 「世間体が気になる」
- 「親権の責任は重たすぎる」
などの理由で、
親権はいらないから早く離婚したい
と考えることがありますよね。
子供が未成年でいるときに離婚すると、
父親か母親のどちらかを親権者にしなければいけないことが、かえって重荷になったりします。
そんな子供の親権のことが気になって離婚の決断ができずにいるなら、
離婚前にチェックしておきたいことがあります。
それは、
- 「自分が養育費を払う側になる」
- 「自分がうつ状態かどうか」
- 「子供と離れても寂しくないか」
- 「他人からの批判を覚悟できるか」
の4つです。
離婚したいけど親権はいらない、と考えている人がチェックすべき4つのポイントを紹介します。
親権いらないと思う環境は夫婦の数だけある
離婚したい原因は、夫婦の数だけある、と言われていますよね。
「離婚するときには親権いらない」と思う場合というのも、子供のことでいろいろな環境にあるからですよ。
離婚したい原因って、夫婦それぞれの数だけありますよね。
でも、親権もいらない、となると事情もかなり限られてきそうですよね。
「親権いならない」と思うのは、子供と離れたくない気持より、夫と別れたい気持ちの方が大きいから出てくる気持ちがあるからなんですね。
それも夫婦の数だけある事情なので、親権はいらない、と思うこともありますよ。
離婚したいけど親権はいらない、と思っているならチェックすべきは以下の4つの点です。
自分が養育費を払う側になる
「親権いらない」というなら、養育費を支払う側になる、ということです。
一般的に親権者の方が、子供を育てる側に回ります。
養育費は子供の権利なのですが、親権者に養育費を支払うのが一般的です。
となると、妻の方が「親権いらない」というならば、夫に養育費を支払うことになるんですね。
父親に子供を託すということは、妻側が養育費を支払う側に回るということです。
子供の親権を父親が持つというのも、珍しくはなくなっています。
→母親でなく父親が子供の親権者になる【離婚体験談】
ただ、法律的にも、養育費は子供の権利なので、扶養義務として親であれば必ず果たさなければいけない義務なんです。
養育費って子供が成年になるまで支払い続けるので、長い間、経済的には大変です。
→養育費の支払い期間と支払い方法
親権はいらない、と思っているなら、自分が養育費を払う側になる覚悟はしておく必要があります。
自分が親権者になって母子家庭になったとしても、公的な児童扶養手当がもらえますし、
子供を預けながら無理ない程度で働いて、十分生活していけることはできます。
「うつ」状態かどうか
今、自分が「うつ」だから「親権はいらないから離婚したい」と思っている状態にあるのは、母親の側であることが多いですね。
離婚したいと思うときは、薬が必要な強い鬱(うつ)状態でなくても、軽い鬱状態の時もあります。
特に経済的に夫に依存して生活してきて、これから自分で稼いで子どもを育てる、ということを考えるだけでもプレッシャーは重いですよね。
さらに、母親にかかる負担で、子育てのストレスはものすごいです。
ニュースでも子育てなんだか虐待なんだかギリギリのところっていうことも聞いたりしますよね。
意に反した行動をとって、自暴自棄になっていることもあります。
そんな時、離婚をすれば全てが解放される、と思ってしまうのも無理はないです。
うつだったら、何でも許されるというわけではないのですが、「うつ状態」だと、自分の思っていることとや情とは違う、理解不能な不安で潰されそうになることがあります。
うつだと「楽しく子育てしよう!」的な発言もタブーです。
もし、離婚したい理由で「子どもを育てる意欲とか自信がなくなっている」なら、一度は冷静になって離婚を考える方が先かもしれませんね。
子供と離れても寂しくないか
「子供と離れてさびしくない?」と聞かれた時に、本当のところは子供たちと離れたくない気持より、夫と離れたい気持ちの方が強いからなんですよね。
実際に、離婚して親権を手放したら子供と離れ離れになるので、気持ちとして寂しくないかどうか、を想像してみる必要があります。
離婚していない状態で、子供と離れている状態を想像するのは難しいかもしれませんね。
今は、子供がまどろっこしい、と思っていたら、さみしいどころかかえってセイセイするなんて思えるかもしれません。
離婚の時に、育て親でなくなる時は、面会交流という子供と定期的に会う時間を作るようになっています。
子供といつでも会える環境にある場合でも、離れて暮らす事に耐えられるか、という気持ちの問題ですね。
他人からの批判を覚悟できるか
母親が「親権はいらない」離婚をした時には、他人から言われのない批判を食らうことがあります。
もちろん、親が「男だから女だから」は関係ないので、外野を気にする必要はありません。
むしろ、世間の目を気にして親権を取りたいがために、育てる覚悟もなしに引き取るだけ引き取る親の方が問題ありです。
ただ、母親が「親権はいらない」と言って離婚をした時に、世間からは
「子供を捨てた」
「最低な母親ですね」
「身勝手ですね」とか言われます。
社会的に、子供を残して母親が離婚して去っていくのは母性がないと思われるからです。
新しい人生を踏み出すにあたって、子供が荷物だから夫に押し付けた印象を世間の人は持ちます。
いかに離婚理由で夫の方に原因があってもです。
子供を残していくということは、妻を人間的に否定することばかり言われるのも覚悟することです。
育ての親が子供に、親権はいらないと言ってでて行った親のことを悪く吹き込むことも覚悟しましょう。
「親権いらないから離婚したい」と考えている人向けに、チェックする4つ点を紹介しました。
離婚は子供がいると、なかなかすぐに離婚届を出すことができませんよね。
「離婚するために離婚届を書く」までに、子供のこと、夫婦のこと、今まで過ごしてきた時間を振り返ることになります。
離婚届って人生の中であまり書く機会がないですよね。
だからこそ、今までの夫婦関係をじっくり振り返るいいチャンスです。
離婚の決断して新しい自分になる、という利点もあります。
離婚届を出す前に、離婚したい気持ちをあれこれ客観的にすこしでも考えると前に進めるはずですよ。
親権はいらないから離婚したい(まとめとアドバイス)
離婚したらしたで、親権を持つと、子育てを一人ですることが確定するに近い形になります。
夫の浮気が原因で離婚した妻が、ある意味開き直って「親権いらない」と決めた話を聞いたことがあります。
「なんで勝手に浮気した上に、月数万円、養育費払うだけで、子育ての責任をポイできると思ってるのかな?
男なんて外で働くだけで、家事も子供関連のあれこれもやらず、おまけに他に女まで作ってさ。
こっちは、時短でも働きながら家事育児をこなしてきたんだから、もうこりごり。
育児、イレギュラーの連続で本当に疲れるんすよ」
「親権いらない」という本心は、夫の浮気が原因で、子供のかわいさも半減してしまうところにあるのかもしれませんね。