子どもが自立するまで = 過去の判例でも明確な基準がない

養育費の支払い期間は通常、成人するまで

 

養育費は、子供が成長していくために必要なお金ですよね。

 

お金の問題なので、養育費を支払う方はできるだけ少ない負担と短い期間で、受取る方はできるだけ多くそして長く、と考えるのが通常です。

 

一般的には、子供が成人するまで、と考えられていて、成人=20歳なんですね。

 

成人するということは、子どもが親から自立するということです。法律上は「子供が扶養を要する」状態でなくなる場合です。

 

ただ、高校卒業と同時に就職する子もいれば、大学進学する子もいます。

 

何歳まで養育費を支払わなければいけないのか、については裁判例としてあるわけではないんです。

 

それぞれの家庭で経済的にも、違う環境にあるので、一律に決められないんですね。

 

だから、養育費を何歳まで支払うかは、最終的には父母の話し合いで決めることになります。

 

 

今の子供が成人した年齢は何歳?

 

ここ最近、ニュースでもよく話題になっているのが、「成人」の規定がかわる規定です。

 

 

成人年齢を20歳から18歳に引き下げるのがメインですね。

 

養育費の期間にも関わってきそうですよね。 


 

 

成人年齢の見直しは、1876(明治9)年に満20歳とされてから、約140年ぶりです。2022年4月1日から施行されることになります。

 

養育費の期間を、子供が「成人するまで」と決めていても、実質的に大きくは関係ないですね。


 

ちょっと先の事ですけど、法律がまた変わらなければ一生に一度あるかないかのイベントになりますね。

 

一番気になるのは、

 

今の子供が何歳になったら成人になるの?

 

って事ですよね。

 

結論は、2018年現在の14歳から16歳が、民法の変わる2022年にみんな「成人」になります。

 

わかりやすく計算できるように、簡単に表にしてみました。

 

今2018年

14歳 15歳 16歳
2019年 15歳 16歳 17歳
2020年 16歳 17歳 18歳
2021年 17歳 18歳 19歳
2022年 18歳 19歳 20歳

 

「成人」になったら、できなかったことができるように変わる事がありますよね。

  • お酒が飲めるのか?
  • タバコが吸えるのか?
  • 結婚できるのか?
  • クレジットカードが作れるの?
  • 資格試験を受験ができるのか?

などなど・・・

 

女性が結婚できる年齢を男性と同じ18歳以上にしたり、付随的に変更されるシーンも多々ありますが、どれが影響してどれが影響しないのかは、いろんな場面で出てきます。

 

養育費の期間を決める際に、子どもが成人するまで、と決めたとしたら、法律の規定きっかりにあわせると、子どもによって18歳から20歳ということになりそうです。

 

養育費を何才まで支払うかは子どもの自立がポイント

 

養育費の支払いは一般的には、子どもが社会人として自立するまでとされています。

 

 

子供が自立する、と言っても、身体に障害を抱えた子供や、裕福な家庭の子供だったり、一般的なサラリーマンの子供だったりで、それぞれ違う意味がありますよね。


 

養育費の支払いを、子供が自立するまで、と考えるのですが、養育費の支払い期間も「子どもの自立」をいつまでとするのかがポイントになってくるんですね。


家庭裁判所の調停や審判では、養育費の支払いは満20歳までが一般的ですが、高校卒業や大学卒業まで、つまり子供が満18歳や満22歳までと決めることもあります。

 

子どもにとっては、離婚によって、本来送ることができた生活や教育レベルが落ちることのないように、養育費で最善の方法を考えてあげようということなんですね。

 

 

養育費がいくつまで、と決まっていないのは、大学進学や就職とか、子供の自立の意味が違うからなんですね。


 

養育費の支払い期間も、必ずしも成人になる、という一定の基準があるわけではないからなんですね。
のもこのためです。


それぞれの家庭の事情のケースによって養育費の期間は異なってきます。

 

養育費は大学に進学するなら22歳まで

 

最近よく問題になるのが、大学進学の費用、大学費用が養育費として請求できるか、ということです。

 

最近では、およそ50%の子供が高校卒業後、大学に進学する時代です。

 

大学に進学したとしても、養育費の支払いを20歳で止めてしまうなら、その後は子供がバイトなどで学費等を稼がなくてはいけないですよね。

 

大学費用を養育費に含ませるとなると、子供が22歳まで養育費を支払うことになります。

 

 

子供が大学に行って年齢的には20歳を超えたとしても、学校とバイト収入では、子供が自立した、とは言えないですよね。


 

バイト収入では、大学の学費や生活費をまかないきれませんよね。

 

法的にも「子供が扶養を要する状態」にかかります。

 

その場合、養育費を支払う方が合意すれば、大学費用がかかる22歳まで、とされます。


もし、大学卒業の予定となる22歳まで、養育費の支払いに応じないのであれば、家庭裁判所でも、「養育費請求調停」という調停もあります。

養育費請求調停(裁判所のサイトへ)

 

大学教育を受けさせる資力がある父親への請求が争いになった判例がありました。

 

判例では、

その子どもに大学進学の能力がある限り、大学教育を受けさせるのが普通課程における世間一般の通例

として養育費を認めています。

 

判例も具体的には親の資力学歴といった家庭環境によって判断しています。

 

子供を育てるにはお金がかかります。
その際に、あてになるのは離婚の時に決めた財産の処分方法です。

 

離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。

 

こじれて「離婚」も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。

 

大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。

 

その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、養育費を含めた離婚条件を有利に展開できる可能性があります。

 

最近ではインターネットでカンタンに、売ったらいくらになるかの不動産価格がわかります。

周りに気付かれずに、自宅がいくらか知ることができます(無料です)

 

養育費の支払いパターン

養育費の支払い方法

 

養育費の支払いについては、一時払いか、月払いか、それとも大学進学などの事象が発生する後か、という選択肢があります。

 

 

養育費は毎月、定額で支払い続けるパターンとは限らないんですね。


 

支払う人が、不誠実な性格で信用がおけない、経済力にも問題があるような場合には、額が低くても一時金で受け取る方が結果的には得、ということもあります。


支払い方法と金額を総合的に判断して、子どもに不利益が生じないように慎重に考える必要があります。

 

月払いや、事象が発生するごとの支払いでは、どんな方法で払ってもらうのがいいか、という問題があります。

 

銀行や郵便局に子ども名義の口座を開いて、振り込んでもらうのが一番いい方法です。

 

そうすれば、領収書もいらないですし、渡さないという争いが起きることもありません。

 

相手も子供の名前の口座なら、親心が出るはずです。

 

何かの状況で、一方の親だけが負担した過去の養育費も、後から分担するなどして支払ってもらえる可能性があります。

 

再婚したら養育費はもらえなくなるの?

再婚しても養育費は続く

 

子どもを養育する親が、再婚した場合、それだけでは養育しない方の親が、養育費の支払いを中止する理由にはなりません。

 

新しく再婚相手が親になった、いうだけでは、新しい親が子どもの生活保持義務を負わないからです。

 

しかし、子どもと養育する親の再婚相手が養子縁組した場合には、養親にも子どもの生活費を負担する義務が法的に生じることになります。

 

再婚後に、連れ子が養子縁組したのなら、離婚して養育しない方の親が、支払うべき養育費の減額が認められる場合があります。

 

離婚時には特にお金に関しての条件をしっかり決めさえすれば、離婚後でも生活に困る事はほとんどなくなります。

 

逆に、お金の事をしっかり把握しないまま、感情と勢いで離婚してしまうと、あとあと大変になってしまいます。

離婚の条件で後々後悔しないために必ず決める2つのこと

 

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